いけもりクリニック 鹿沼市下田町,新鹿沼駅 胃腸内科,消化器内科,内科,外科,皮膚科

 

生活習慣病

生活習慣病はその名の通り、普段の生活習慣が発症や進行に深く関わっています。

代表的なものとして高血圧・脂質異常症・糖尿病・肥満があります。

●生活習慣病は動脈硬化をもたらします

動脈硬化とは、動脈が硬くなり弾力性を失ってしまうことです。
血管壁にコレステロールなどがたまり、血液の流れが悪くなります。
さらに重症になると、血栓がつまり血管を完全に塞いでしまいます。

自覚症状がほとんど無いこともありそのまま病気に気付かず、また気付いても「自分は大丈夫」と治療をせずに放っておくと、ある日突然心筋梗塞や脳梗塞などが起こり取り返しのつかないことになりかねません。

 

【高血圧】

●高血圧判断の目安

家庭血圧計で測定する場合下記の測定値が目安となります。

収縮期血圧 135mmHg以上

拡張期血圧 85mmHg以上

 

【脂質異常症】

血液中のコレステロール値が高いだけなので、ほとんど自覚症状がありません。
しかし放っておくと、コレステロールが血管の内側にどんどん溜まっていき動脈硬化が進行していくことなります。
心筋梗塞や脳卒中などのさまざまな病気をひき起こす前に、コレステロール値をきちんと下げましょう。



【糖尿病】

すい臓から分泌されるインスリンの働きが悪くなり、量が少なかったりすることが原因で血糖値が高くなる病気です。
自覚症状はほとんどないため、放ったままにしていると、血管がもろくなり動脈硬化が進行してしまいます。
さらに、目や腎臓・神経などさまざまな障害が起こる危険があります。

 

【肥満・メタボリックシンドローム】

肥満には皮膚のすぐ下に脂肪がたまる「皮下脂肪型肥満」と内臓のまわりに脂肪がたまる「内臓脂肪型肥満」の2種類があります。
「内臓脂肪型肥満」においては内臓に過剰にたまった脂肪が、高血圧や脂質異常症などさまざまな病気を引き起こすと考えられています。
内臓脂肪型肥満は皮下脂肪型肥満と違って、外見からもわかりにくいので注意が必要です。
ウエストが男性で85cm以上、女性で90cm以上であれば内臓脂肪型肥満を疑ってください。

●メタボリックシンドロームとは?

内臓脂肪型肥満で、高血圧や脂質異常症など複数の生活習慣病を合併している状態を「メタボリックシンドローム」と呼んでおり、動脈硬化が急激に進みやすく心筋梗塞などのリスクも高まるといわれています。